P.S.長生きしてね 新居浜市 S.Sさん 女性 61歳
92歳のお母さんへ
8年前、頸椎の手術をしてから
家の中を手押し車で歩いているお母さん。
自分で食事を作れなくなったお母さんは
私の作ったご飯を
いつも文句一つ言わないで食べてくれる。
口癖は
「今、生きてられるのは、さっちゃんのお陰よ」
以前、私が東京で小学校の教師をしていた頃。
病気で入退院を繰り返していた私の元に
新居浜から何度も駆けつけてくれたお母さん。
月の半分は新居浜で祖母の介護。
残りの半分は東京に来て
私の食事などの世話を5年も続けてくれた。
当時、そばにいてくれるだけで嬉しかったよ。
だから今は、お母さんに恩返ししているつもりです。
「もうお迎えがきてほしい」
とたまに気弱になって、ぼやくお母さん。
そんな事言わないで。
不十分かもしれないけれど、一生懸命お世話するから。
どうか一日でも長生きしてください。
ナレーション:吉田 葵(坊っちゃん劇場)